1.3.1 情報や関係性を明確にする
適合レベル
A
※各レベルについては適合レベルとはをご覧ください
概要
提供する情報は、プログラムによる解釈が可能か、テキストで適切にラベリングや説明がされている。
この項目の目的は、様々な環境で、提供している情報の構造を適切に伝えることである。たとえば表や見出しなどが、適切にマークアップされていない場合、スクリーンリーダーやクローラーからは、表や見出しと認識できない。
情報を見た目だけで表現せず、マシンリーダブルに実装する(またはラベリングなどを用いる)ことで、どの環境にも適切に情報や関係性を伝えることができる。
テスト・チェック方法
- 企画時、デザイン時、デザイン・エンジニアによるレビュー
- マークアップ実装時、コードレビューによるチェック
実装方法
フォーム要素のラベルづけ
Web
悪い実装例
視覚的にはフォームのコントロールに対応するラベルが提示されているが、要素を用いてラベルとコントロールの対応関係がコードでは示されていない。
<form>
姓:
<input type="text" name="lastname">
<br>
名:
<input type="text" name="firstname">
</form>
良い実装例
<label>
要素を用いて、フォーム・コントロールとラベルが関連付けられている。
<form>
<label for="lastname">姓:</label>
<input type="text" name="lastname" id="lastname">
<br>
<label for="firstname">名:</label>
<input type="text" name="firstname" id="firstname">
</form>
Android
<TextView
android:id="@+id/usernameLabel" ...
android:text="@string/username"
android:labelFor="@+id/usernameEntry" />
<EditText android:id="@+id/usernameEntry" ... />